英語の過去・現在・未来と日本人
青山学院大学教授の寺澤盾が、英語が世界語になった歴史的経緯とAI時代における英語学習の意義を語る。
- 英語の話者数は5世紀の数十万人から現在20億人超に拡大。1900年比で15倍以上の増加率は世界人口増加の約4倍を大きく上回る
- 英語が世界語になった理由は言語の習得しやすさではなく、大英帝国の植民地化とその後の米国台頭という歴史的・政治的要因
- 英語話者の約8割が非母語話者。母語話者3.8億人に対し第2言語・外国語話者が圧倒的多数を占め、英語はもはや母語話者だけの所有物ではない
- AI同時通訳が2026年中に実用化されれば共通語としての英語の必要性が低下し、かつてラテン語がフランス語・スペイン語等に分裂したように英語も多言語化するシナリオがある
- 一方、ChatGPTなどのAIは英語でプロンプトを入力した方が情報量・精度ともに大幅に高く、AI活用においても英語力の優位性は当面続く
- 文科省は2017年の指導要領で「国際共通語としての英語」を到達目標に明記し、米英標準英語一辺倒の教育からの転換を示した
- 10年後の日本は英語に関して二極化が進む見通し。高度な英語が必要なエリート層と、AI翻訳で十分な一般層に分かれ、英語教員数も減少する可能性がある
2026-04-25 · YouTubeで見る