Stablecoinが変えるFX決済インフラ
TLDR
- Stablecoinは24時間365日、数分でB2B国際送金を決済し、SMBの利益を圧迫するフロート資金・手数料・数日間の遅延を解消する。
主なポイント
- FX決済市場は2023年に1,900億ドルの収益プールを形成し、2030年には2,800億ドルへの成長が見込まれる。B2Bセグメントは収益が最大でありながら利益率は最も低い。
- B2B国際送金のうち92%を銀行が取り扱っており、Standard Charteredは2023年Q1以降、毎四半期10億ドル超の国際送金サービス収益を計上している。
- 従来のSWIFTネットワークはnostro/vostro口座への事前資金積みが必要なため、運転資金が拘束され、コリドーをまたぐ決済に数日の遅延が生じる。
- Stablecoinはオンチェーンで明確なファイナリティを持って価値を移動できるため、ジャストインタイムなAPIウォレット、ネット決済フロー、自動化されたトレジャリー管理が可能になる。FXコンバージョンはローカルのオン/オフランプ末端のみで発生する。
- MiCAおよびGenius Act(米国のstablecoin規制法案)により、ライセンスを持つ銀行にstablecoinレールが開放される。これにより法定通貨のみの決済という従来の制約が撤廃され、既存プレイヤーは自社の競争優位を再考せざるを得なくなっている。
なぜ重要か
- 複数市場でオン/オフランプライセンスを確保し、深いワークフロー統合を実現したインフラプレイヤーは、銀行が追いつく前に複利的な競争優位を築ける。
- すでにスケールしたプレイヤーとして、Airwallex(収益7億ドル)、Bridge(Stripeが10億ドルで買収)、BVNK(企業価値7億5,000万ドル)、Paxos(企業価値25億ドル)が挙げられる。
- APACとLatAmのコリドー、および2万5,000ドル未満の送金は最も成長が速いセグメントであり、銀行からフィンテックへの市場シフトがすでに進んでいる。
· 2026-04-01 · 原文を読む
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