David Kirtley: 核融合・プラズマ物理学・エネルギーの未来 | Lex Fridman Podcast #485
Helion Energy CEO の David Kirtley が、核融合が核分裂より根本的に安全な理由、Helion が1億度到達までの道のり、そして2028年が初の商用核融合発電の現実的な目標である理由を語る。
- Helion の第7世代システム(Polaris)は、Microsoft との契約のもと、2028年までの初商用核融合電力供給を目指している。
- 海水に含まれるデューテリウム(重水素)は、現在の世界電力消費量換算で1億〜10億年分の核融合燃料に相当する。
- 核融合発電機が保持する燃料は常に1秒分のみ。これにより、暴走や炉心溶融といった事故は物理的に起こりえない。
- Helion が採用するのはトカマクではなく、パルス型磁気慣性閉じ込め(フィールド・リバースド・コンフィギュレーション)方式。第6号プロトタイプ(Trenta)は1億度の達成とデューテリウム+ヘリウム3の核融合に成功している。
- 米国の ADVANCE 法(2024年)により、核融合は原子力規制委員会(NRC)の規制区分として「Part 50」(核分裂炉)ではなく「Part 30」(粒子加速器と同等)に正式に位置づけられた。歴史的な法的区別だ。
- Helion のチームの50%は科学者ではなく技術者で構成される。eBay を使った部品調達や電源・磁石のコンベア式内製製造により、迅速なイテレーションを実現している。
- 核融合から直接得られるDC電力は、データセンターの電力供給と相性が良く、AC変換ロスをそもそも回避できる可能性がある。
- 核不拡散の専門家たちは Helion に対し、むしろ早く進めるよう促した。核融合の普及が進めば、各国がウラン濃縮インフラを整備しようとする圧力を世界規模で下げられると主張している。
ゲスト: David Kirtley(Helion Energy CEO) · 2025-11-17 · YouTubeで視聴
英語版: David Kirtley: Nuclear Fusion, Plasma Physics, and the Future of Energy | Lex Fridman Podcast #485 · Watch on YouTube