PARRYは再び切り返す:伝説のパラノイドチャットボットを1日で復活させた
TLDR
- Kenneth Colbyが1972年に開発したチャットボットPARRYが、1974年のWAITSイメージを使って1日で復活し、オリジナルのELIZAと対話させることに成功した。
主なポイント
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PARRYはBruce Baumgartによる1974年のWAITSスナップショットの中に既存のコンパイル済みイメージ(
PARRY.DMP[1,3])として存在しており、Richard CornwellのSIMHフォーク経由で起動した。唯一の障害は3つのサポートファイル(QPERRY[PAR,BLF]、PAR2.FIL[DIA,KMC]、ERR.FIL[DIA,KMC])の欠落だった。 - Rupert LaneはPARRYとWeizenbaumのオリジナルELIZAの間でターンをコピー&ペーストすることでRFC 439(”PARRY Encounters the DOCTOR”)を準再現した。なお1973年のRFCで使われたのはMAD-SLIPオリジナルではなく、Bernie Cosell(BBN)によるLisp版ELIZAだった。
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今日再現するためのフルスタック:CornwellのSIMHフォーク+更新済みWAITSイメージ+
LOGIN 1,REGからR PARRYを実行。ELIZA側はrupertl/eliza-ctssGitHubリポジトリで入手可能。 - 真のRFC 439再現も現実的になった:CosellのBBN Lisp ELIZAをCommon Lispに変換したものがELIZAGen.orgで公開されており、復元されたPARRYと組み合わせられる。
- 今後の研究対象として、コンパイル済みダンプではなくMLISPソースからPARRYを起動すること、および1974年より前後の時期のファイルの検証が挙げられている。
Hacker Newsコメントレビュー
- コメント欄ではRFC 439に関する歴史的な細部が確認された:1973年のインターネット上の対話で使われたのはWeizenbaumのMAD-SLIPオリジナルではなくLisp版ELIZAであるという点で、Anthony HayによるELIZAバリアントの詳細な研究が根拠として挙げられている。
- スレッド内に実質的な技術的反論はなく、唯一のコメントは内容を補強するものだった。
注目コメント
- @abrax3141:LarsがPARRYを取り上げRupertがRFC 439を再現したことを確認した上で、「RFC 439はMAD-SLIPオリジナルではなくLisp版ELIZAを使っていた」と補足している。
英語版: Parry Parries Again: Reanimating the Famous Paranoid Chatbot (In a Day) · Original source
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