MoleskineのAI製Lord of the Rings コレクション――嘲笑しか生まなかった理由

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まとめ

  • Moleskineは『Lord of the Rings』ノートコレクションのプロモーションにAI生成アートを使用し、開示を目立たないところに隠したのち、静かに削除した。

主なポイント

  • 「Imagined by Moleskine, generated by AI」という免責表示は3枚のバナー画像にのみ掲載され、購買判断が行われる個別商品ページには存在しなかった。
  • プロモーション素材のAI生成マップには「Der Rarmorth」「Narmimtz」など中つ国に実在しない地名が含まれており、Instagramに投稿されたマップの1枚にはAI表示すらなかった。
  • MoleskineはInstagram上でのみ「カバーデザインはデザイナーが制作し、AIは背景の補完に使用したのみ」と説明したが、デザイナーのクレジットも人間による制作の証拠も謝罪も示されなかった。
  • 4月25日までにMoleskineはウェブサイトからすべてのAI免責表示を静かに削除した。AI生成画像は残したまま、炎上後にむしろ透明性が低下した形だ。
  • 175ドルの3冊セットは批判を受けながら完売し、カバーデザイン自体が完全に人間の手によるものかどうかMoleskineは確認していない。

Hacker News コメントレビュー

  • 実際のノートカバーがAI生成かどうかについてコメントは二分された。より穏当な読み方は、AI生成が使われたのはマーケティング・プロモーション用の背景素材のみで、購入者に販売される実物の商品アートワークではないというものだ。
  • 中つ国に存在しない地理や地名を含むマップが、そのマップを収録していない可能性がある商品の広告に使われたという虚偽広告の問題は、AI生成アート論争よりも厳しい批判を集めた。
  • AIアートの使用は新しい制作ツールの採用にすぎないと主張するコメントもあった一方、技術そのものではなく欺瞞に問題があるとする意見も多く、真の不満は生成方法ではなく透明性の欠如にあるという見方が示された。

注目コメント

  • @wccrawford: 広告に登場しながら実物には存在しないマップを、AI生成アート論争とは切り離して「明確な虚偽広告」と指摘。
  • @numlocked: 最も素直な解釈として、AI免責表示はマーケティング素材にのみ付いており、カバーデザイン自体のAI使用は確定していないと指摘。

原文 | HNで議論する


英語版: Moleskine’s AI Lord of the Rings Collection Can Only Mock · Original source