Raspberry Pi Pico向け本格オーディオDSPファームウェア「DSPi」
概要
- DSPiは$4のRP2040/RP2350 Picoを、パラメトリックEQ・アクティブクロスオーバー・ルーム補正・マルチチャンネルI2S/S/PDIF出力に対応したUSBオーディオDSPプロセッサに変える。
ポイント
- macOS・Windows・Linux・iOSでドライバ不要のUSBオーディオクラスデバイスとして動作。16/24-bit PCMを44.1・48・96 kHzで受信。
- RP2350(Pico 2)では合計110バンドのEQ、ハードウェアFPU、SVF/biquadハイブリッドフィルタ、最大8チャンネルのS/PDIFまたはI2S出力、PDMサブウーファー出力をサポート。
- RP2040は1.15Vへのわずかな電圧引き上げで307.2 MHzで動作。Q28固定小数点演算に最適化された手書きARMアセンブリを使用。RP2350は同クロックをハードウェアfloatで達成。
- 完全なシグナルチェーン:チャンネルごとのプリアンプ、10バンドマスターEQ、ルックアヘッド付きRMSボリュームレベラ、ITD付きBS2B ヘッドフォンクロスフィード、ISO 226:2003ラウドネス補償、2×Nマトリクスミキサー、出力ごとのEQ、85msディレイアライメント、マスターボリューム。
- GPIOピンアサインはすべてランタイムで変更可能。ファームウェア更新はUSBベンダーコマンド経由で可能。物理的なBOOTSELボタン操作は不要。
Hacker Newsコメント
- 重要な制約として、出力専用アーキテクチャで単一のUSBステレオペア入力しか受け付けない点が指摘されており、マルチ入力ミキシング用途には対応しない。
- コメント欄でリンクされているASRフォーラムスレッドに実装の詳細があり、作者はそこでオーディオコミュニティと活発に交流している。
注目コメント
- @a96:出力専用アーキテクチャと単一USBステレオペアの制限を指摘。作者がClaude Opus 4.5を「ロボットインターン」として雑務に活用したと述べているASRスレッドもリンクされている。
英語版: Fully Featured Audio DSP Firmware for the Raspberry Pi Pico · Original source