スペイン大停電から1年——再生可能エネルギーへの移行と電力網の進化は続く
まとめ
- 2025年4月のスペイン電力網崩壊は、再生可能エネルギーが原因ではなく電圧制御の失敗によるもの。1年後、太陽光の導入は加速し、電力価格はEuropean市場で3番目に安い水準に。
主なポイント
- ENTSO-E(欧州送電系統運用者ネットワーク)の最終報告書は、再生可能エネルギーによる慣性損失を原因から除外。停電は電圧制御の連鎖的失敗が重なった「パーフェクトストーム」だったとしている。
- スペインは2025年に太陽光を13.8 GW新規追加(2024年は12.3 GW)。2025年7月には月間導入量の過去最高を記録。
- スペインの2026年3月の卸電力価格は平均€43/MWhで、ドイツの€99/MWh、イタリアの€144/MWhを大きく下回る。これは高い再生可能エネルギー比率によるものと分析されている。
- Oxford大学教授のJan Rosenow氏:2024年上半期の風力・太陽光導入がなければ卸価格は40%高かったと指摘。
- 2026年4月の規制改正により、風力・太陽光も電圧補償サービスの提供が可能になった。これは停電後に「強化モード」でガス発電に依存する原因となっていた制度上の穴を埋めるもの。
Hacker News コメント
- 現時点で注目すべき議論はなし。
英語版: After Spain’s blackout, its shift to renewables and grid evolution power on · Original source