企業評価の軸:byFoundersの「8T」フレームワーク

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TLDR

  • byFounders は Team、TAM、Timing、Traction、Technology、Transformative、Transparency、Tomorrow の8つの基準でアーリーステージ投資の判断を構造化している。

主なポイント

  • Team が最優先: byFounders が投資するのはアイデアではなく創業者。スキルの相互補完、過去の協業経験、共同創業者の関係性が重く評価される。
  • TAM の測り方: 「潜在顧客数 × 顧客単価」によるボトムアップ算出を優先し、トップダウンのリサーチレポートには依存しない。大きな既存市場より、これから立ち上がる市場を高く評価する。
  • Timing はファーストムーバーとは別物: 市場に最初に入ることと勝つことはイコールではない。Skype は VOIP の先駆者ではなかったが、定額インターネット料金の普及とP2Pアーキテクチャの変化というタイミングを捉えた好例として挙げられている。
  • Traction はステージ相対: Pre-seed と Series A では期待値が異なる。ベータフィードバック、初期の有料顧客、エバンジェリストなどあらゆるシグナルが対象となり、明確な Minimum Viable Distribution 戦略も求められる。
  • Transparency は仕組み化されている: byFounders は「ugly slide」という概念を提唱しており、磨き上げたピッチではなく、支援が必要な領域を明示することを明確に求めている。

なぜ重要か

  • このフレームワークは、特定の VC がどのようにディールを選別するかを公開した具体的な声明であり、創業者にとっては曖昧な VC の建前ではなく byFounders が実際に重視する項目のチェックリストとなる。
  • 「Tomorrow」の基準は、社会に対してネットネガティブな影響を持つ企業を除外し、一度限りの ESG スライドではなく、継続的かつ意識的な改善を創業者に求める。
  • ポートフォリオ事例として SafetyWing(グローバルな安全網)、Qvin(月経血診断)、Quantica(マルチマテリアル3Dプリンティング)が挙げられており、「Transformative」カテゴリに求められる水準を示している。

byFounders · 2025-06-10 · 原文を読む


英語版: How We Evaluate Companies: Our 8 T Framework · Original source