なぜ世界はいまだにSAPで動いているのか

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まとめ

  • AIはSAP、Salesforce、ServiceNowの上のレイヤーとなりつつあり、これらを置き換えることなくよりプログラマブルにしている。

主なポイント

  • SAP ECCからSAP S/4HANAへの移行には7億ドルのコスト、3年の期間、50人規模のAccentureチームが必要になることがある。
  • デジタルワーカーは1日に約1,200回アプリを切り替え、週に約4時間を無駄にしている。また47%が業務に必要な情報を見つけられないと回答している。
  • ソフトウェア導入・システムインテグレーション市場は2023年に約3,800億ドル規模となったが、その主な要因はERPの摩擦と変革の失敗にある。
  • 新たなスタートアップカテゴリが生まれている:implementation copilot、usage agent、拡張ツールなど。SIの人員削減とタイムラインリスクの低減を訴求し、CIO・CFOのトランスフォーメーション予算に売り込む。
  • コンピュータ操作エージェント(例:Factor Labs、Sola)は、クリーンなAPIエンドポイントが存在しないエンタープライズワークフローの30〜40%を自動化することで、API優先ツールを補完する。

なぜ重要か

  • レガシーERPシステムには、数十年かけて構築された権限設定、転記ロジック、カスタムワークフロー、コンプライアンス制御など、替えの利かない組織知識が刻み込まれている。
  • 勝ちパターンは、システム・オブ・レコードから読み取り、ガバナンスの効いた薄いアプリを公開する統合データ・アクションプレーンだ。コアシステムをクリーンに保ちながら、目的特化の体験を素早く積み上げられる。
  • 「避けられた遅延」に価格を設定し、既存のSIパートナーの動きと統合できるスタートアップは、リプレースを求めることなく肥大化したコンサルティング案件を置き換えられる。

Eric Zhou、Seema Amble、Andreessen Horowitz · 2026-03-16 · 原文を読む


英語版: Why the World Still Runs on SAP · Original source